高校生平和大使帰国インタビュー

8月30日(火) 第19代高校生平和大使の活動から帰国した渡邉未鳩さんへインタビューを行いました。


−活動の中で一番印象に残っていることは何ですか。
  軍縮会議に出席できたことです。軍縮会議では1時間ほど会議を傍聴できました。各国の代表は、発言の初めには歓迎の意を込めた挨拶をしてくれていました。 平和大使の活動が、日本だけではなく世界からも注目されていると感じました。
もう二度と入ることができない場所だと感じ、感慨深かったです。とても貴重な経験ができたと思っています。

−同じ年代の人との交流はいかがでしたか。
  17日にトローゲン州立高校の学生たちと交流する機会がありました。その学生たちはドイツ語を話しますが、私たちとは英語で会話をしました。 折り鶴を教えたりしたのですが、私の英語力が乏しく、トローゲンの学生の中でも英語が得意でない人がいました。 お互いにつたない英語力でなかなかコミュニケーションが取れませんでした。
また学生たちは「はだしのゲン」の英語版を持ってきていて、「サインして」と頼まれました。トローゲンの学生たちは原爆の歴史を勉強してきています。 日本で原爆が落とされ、被爆したことは海外からも興味・関心が高いのだと感じました。 私たちも日本のことだけではなく、現在起きている海外の紛争や戦争などにもっと目を向けるべきだと思いました。
18日に訪れた赤十字ミュージアムでも、お昼にトローゲン州立高校の学生と合流しました。そこでは「幸せなら手をたたこう」などの日本の曲とスイスの曲をお互いに紹介しました。

−平和大使の活動全体を通しての感想を教えてください。
  まず、自分の英語力の乏しさを感じました。今回学んだことを糧にもっと語学力を身に付けたいです。そして外国人と会話をして力を付けていきたいと思います。
そして署名集めを断られたこともありました。政治的な活動だと勘違いされたためだと思います。 先生方を通して電話でお願いをして頂いていましたが、主旨や活動内容を理解してもらうために自分で説明に行った方がいいと思いました。 きちんと会って、平和について訴えていくことが必要でした。
また私たちの活動には、移動や宿泊などに多くの費用が掛かっています。県の代表として、このような活動ができたことに感謝の気持ちをもち、お礼の手紙を書きたいと思っています。

−今後はどんな活動がありますか。
  10月には上越で報告会があります。学校でもしたいと考えています。次の年度の代までが任期ですので、文化祭でも署名活動をしたいと考えています。 他県には事務所がないところがありますが、新潟県には事務所があり、行きやすい環境にあります。来年次いでくれる人がまた新潟県から出て欲しいと思います。

−最後に一言。
  全部で2,495名分の署名が集まりました。県内で署名や署名活動に協力してくれた人にお礼が言いたいです。ありがとうございました。